万葉の小路報告

秋のさわやかな空が広がっていますね。

前回に引き続いて、万葉の小路の開花報告です。

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ハギ

春にも咲いていますが、今また見頃です。西山谷2号墳に通じるスロープはハギをたくさん植えています。今年はまだ小ぶりですが、今が見頃でしょう。

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ヒオウギ

一日でしぼんでしまう花ですが、まだツボミがたくさんあります。

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ヒガンバナ

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ですね。お彼岸には少し早い?

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タチバナ

今頃咲いていいのかどうかわからないですが、一輪咲いています。

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ニラ

ニラはユリ科の多年草で、8月から9月に白い花を咲かせます。

万葉集には「茎韮【くくみら】」として、一首だけよまれています。茎韮とはニラの花茎が伸びたものの事だそうです。。

巻十四 三四四四

よみ:伎波都久(きはつく)の岡のくくみら、我れ摘めど、籠(こ)にも満たなふ、背(せ)なと摘まさね

いみ:伎波都久(きはつく)の岡に茎韮(くくみら)を摘みに来たけれど、籠を満たすほどにはなりません。そんなこと言うなら旦那と一緒に摘んだらいいじゃないですか。

東歌の様で、伎波都久の岡は茨城県真壁郡などと言われているようですが、正確にはわからないそうです。

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曼珠沙華との紅白のコントラストが見どころですね。

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万葉の草花を楽しむプロジェクト 5月定例活動報告

万葉の草花を楽しむプロジェクトの5月の定例会を行いました。

4月に作った植物を紹介する札を立てる予定だったのですが、万葉植物の周囲に雑草がたくさん生えてしまっていたので、草刈りをすることになりました。5月台風が過ぎ去った後で、朝は晴れていたのですが、お昼休み前に少し雨が降るなどち天気の変化に戸惑いながら、小一時間作業をしました。。。それで、疲れてしまって写真があまり撮れてません。。。

ですので、今見頃の万葉植物を紹介します。

タチバナ

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タチバナは、ミカン科ミカン属の常緑小高木です。6月頃に小さくて白い花を咲かせ、冬に実をつけるそうです。まだ5月ですが、花が咲き始めました。万葉集にはタチバナを詠んだ歌は72首もあります。

ムギ

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昨年の10月に種を巻いたオオムギですが、茶色になってきました。ボランティアメンバーが自宅の畑などにまいたものは、まだ緑色をしていますので、埋文のムギは早く成長しているのでしょうか。プランターで育てているので水切れしたのかもしれませんが。。。。

収穫後は麦わらをキレイにして、古代ものづくりプロジェクトが計画しているホタルカゴづくりの材料になる予定です。

ムギは万葉集には3首うたわれています。

馬柵(ませ)越しに、麦(むぎ)食(は)む駒(こま)の、罵(の)らゆれど、猶(なほ)し恋しく、思ひかねつも【第十二巻 3096 作者不明】

馬に食べられそうになっている様子を恋に絡めてうたっているようです。

楝(あふち 【センダン】)

センダン科センダン属の落葉高木の栴檀(せんだん)の古名です。たくさんのつぼみがついており、葉の薄い緑色との対比がとてもきれいです。秋には実をたくさんつけますが、食べられそうではないですね。

花が開花に向かうタイミングで台風が接近してきたので、大変心配だったのですが、なんとか切り抜けました。この週末か来週あけぐらいが満開になりそうです。

万葉集には4首で詠まれています。

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