今年一番最初のハスのつぼみを見つけました。

徳島県埋蔵文化財センターで栽培中のハスですが、本年最初の花芽・・・・・すでにつぼみになっていますが、発見しました。今年は、レンコンの植え替え時期が少し遅かったのか、立ち葉すらまだ十分に成長しておらずすっかり油断していたので、このサイズになるまで気づきませんでした。

花の種類的には「大賀ハス」の種から育った子世代の大賀ハスです(たぶん)。葉っぱがざらつかず、つぼみも薄いピンク色なので、やや大ぶりで丸みのある系統の「大賀ハスの子孫」と予想しています。

予測ではあと一週間ぐらいで咲くのではないでしょうか。平成26年は6月11日に一番最初の花が咲いたのですが、もしかしたらそれよりも早く咲くかもしれません。しかし、他に花芽は確認されていないのは少し不安ですね。これからだとは思いますが、もっと増えて欲しいです。

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とにかく、第一歩となるこの花が無事に咲いてくれることを祈ります。

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アワコウコ楽ボランティア倶楽部 古代ものづくりプロジェクト5月の定例活動報告

古代ものづくりプロジェクト、5月の定例会です。

夏休みの古代体験イベントについての予定調整の他、次の活動を行いました。

ほたるかごをつくろう

本日は、6月21日に開催予定のほたるかごづくりの打ち合わせをしました。

メンバーが、自宅で育てたオオムギを収穫し、そのワラを持ち寄って、材料にします。外側の「かわ」をむくと、細くてキレイな芯が出てきます。内部が空洞になっているので、そこに別のワラを差し込んで、長く長くつなげていって、編んでいきます。

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ほたるかごとは言っていますが、風鈴やランプの「かさ」にも使えそうです。今年はホタルが早くも飛び交っているようなので、ほたるかご以外の使い道についても考えていきたいですね。

まいぶん紙芝居

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紙芝居も原稿や絵の案がそろってきたので、メンバーで読み合わせをしました。対象を小学校低学年ぐらいにしているので、難しい言葉や表現が難しくないか、チェックしていきました。

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拍子木も手作りです。

デビューは、ほたるかごづくりの日を予定しています。

徳島県南部の遺跡めぐりツアーに向けての下見【遺跡案内人プロジェクト5月定例会】

徳島県埋蔵文化財センターでは、毎年1回は遺跡めぐりイベントを実施してきました。その際に、遺跡案内人プロジェクトは、企画段階から参加し、対象となる遺跡の選択や現地の下見、案内内容の検討などを徳島県埋蔵文化財センター職員と共同作業を行っています。

平成27年度も同様に遺跡案内イベントを開催することになり、私たちがこれまで足を踏み入れていなかった徳島県の南部地域の遺跡を対象とすることになりました。

そのため、遺跡案内人プロジェクトの5月の定例会は、対象地を絞り込むための現地下見を行いました。

道の駅日和佐

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板野町にある徳島県埋蔵文化財センターを出発して、約1時間30分で美波町の道の駅日和佐に到着。薬王寺のすぐ近くです。トイレなど休憩場所を調べるのも下見の重要なポイントです。

海部陣屋

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海部城跡を目指して海陽町まで移動。海部城跡は50m程度の丘陵城にあるという事で、登る場所を探していると、海部陣屋を示す石碑がありました。写真の左奧の階段は、津波から避難するために設置されたようですが、海部城跡を登っていくポイントでもあるようです。

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いろいろはしょって、主郭まで来ました。案内の看板などがなく木が生い茂っていて、道も狭いことからなかなか苦労します。バスでツアーとなって50人規模を案内することには不安を覚えます。下から見上げるぐらいがいいのかもしれません。

大里古墳(2号墳)

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徳島県南部を代表する後期古墳としてしられる大里2号墳ですが、石室が崩壊の危険があるようで、かなり大胆な補強がされていました。鉄パイプや土嚢で崩壊を防ぎ、石室上部はブルーシートが被せられていました。

徳島県埋蔵文化財センターホームページでは、石室内部はこのような状態だそうです。

大里古墳については、海陽町立博物館の展示で詳しく紹介されていますので、立ち寄ってから博物館で学ぶという形になるでしょうか。

海陽町立博物館

阿波海南文化村の博物館で、海部刀・大甕に収納された7万枚の銅銭、大里古墳について常設展示されています。

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芝生がきれいです。こちらは、県南の遺跡を巡るには押さえておくべき施設ですね。


お昼ご飯を食べて、北に移動します。

田井遺跡【美波町】

徳島県埋蔵文化財センターが発掘調査した遺跡で、現地には関連施設が作られています。

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施設は普段は施錠されています。JR由岐駅横の由岐公民館で鍵を貸してもらって入室します。

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内部は、遺跡の様子を再現しています。普段締め切っているためか、カビのようなにおいがしました。


次はもう少し北に向かって、阿南市の古墳を巡ります。

国高山古墳

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県南最大の前方後円墳としてしられる国高山古墳です。古墳の形は何となく分かります。バスなど大きなクルマであれば、降車してから少し歩く必要がありそうです。 

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後円部から前方部を見た様子です。

学原剣塚古墳

古墳時代後期の横穴式石室墓です。標高約40mの尾根状に位置しているのですが、位置がすぐに確認できず、迷ってやっと発見できました。草が多い時期に見に行くのは難しそうです。

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というわけで、17:15ごろ、徳島県埋蔵文化財センターに帰着しました。

今回県南部地域での最初の下見でした。県南地域にはもっと多くの紹介したい遺跡があるのですが、なにぶん移動時間が長いこと一番の問題であることがわかりました。

今日の下見に参加したボランティアメンバーが感じたことや意見を、次回の定例会で議論する予定です。

万葉の草花を楽しむプロジェクト 5月定例活動報告

万葉の草花を楽しむプロジェクトの5月の定例会を行いました。

4月に作った植物を紹介する札を立てる予定だったのですが、万葉植物の周囲に雑草がたくさん生えてしまっていたので、草刈りをすることになりました。5月台風が過ぎ去った後で、朝は晴れていたのですが、お昼休み前に少し雨が降るなどち天気の変化に戸惑いながら、小一時間作業をしました。。。それで、疲れてしまって写真があまり撮れてません。。。

ですので、今見頃の万葉植物を紹介します。

タチバナ

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タチバナは、ミカン科ミカン属の常緑小高木です。6月頃に小さくて白い花を咲かせ、冬に実をつけるそうです。まだ5月ですが、花が咲き始めました。万葉集にはタチバナを詠んだ歌は72首もあります。

ムギ

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昨年の10月に種を巻いたオオムギですが、茶色になってきました。ボランティアメンバーが自宅の畑などにまいたものは、まだ緑色をしていますので、埋文のムギは早く成長しているのでしょうか。プランターで育てているので水切れしたのかもしれませんが。。。。

収穫後は麦わらをキレイにして、古代ものづくりプロジェクトが計画しているホタルカゴづくりの材料になる予定です。

ムギは万葉集には3首うたわれています。

馬柵(ませ)越しに、麦(むぎ)食(は)む駒(こま)の、罵(の)らゆれど、猶(なほ)し恋しく、思ひかねつも【第十二巻 3096 作者不明】

馬に食べられそうになっている様子を恋に絡めてうたっているようです。

楝(あふち 【センダン】)

センダン科センダン属の落葉高木の栴檀(せんだん)の古名です。たくさんのつぼみがついており、葉の薄い緑色との対比がとてもきれいです。秋には実をたくさんつけますが、食べられそうではないですね。

花が開花に向かうタイミングで台風が接近してきたので、大変心配だったのですが、なんとか切り抜けました。この週末か来週あけぐらいが満開になりそうです。

万葉集には4首で詠まれています。

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